外貨建個人年金保険の解約試算を見て驚きました。
積み立てた額よりも30万円マイナスです。
それでも、解約することにしました。
契約は2016年
契約は2016年。
今年が2022年なので6年目ですね。
6年前の秋のこと。
銀行から電話がかかってきて、銀行に出向くと保険商品をいくつか勧められました。
今回の個人年金保険もそのうちのひとつです。
私は働けなくなった後のお金のことを心配していました。
でも、どうやって準備していいかわからなかったのでした。
契約に際して、投資商品なので損をすることもあることも説明されました。
それでも、とりあえずやってみるか、と思って契約してみました。
歳をとってから必要になるお金は大金です。
節約して貯金するだけでは用意できそうにありません。
その時の私は、老後のお金の不安を解消するのに、どんなことをすればいいのかわかりませんでした。
それでも問題を解消したいと思い、目の前に出されたものに飛びつくしかありませんでした。
動画やブログでお金の勉強
去年の4月に仕事が今の職場に移動になってから精神的に余裕ができました。
空き時間に初心者のためにお金の情報を流しているYoutubeやブログを見るようになりました。
それまで株は儲けるもの、と思っていましたが、そればかりではないことも動画の中で知りました。
5年、10年。
小額でコツコツ投資して育てていくスタイルの投資です。
それまでは、元本が保証されていない、リスクをとっていくものに自分で選んでお金を出すなんて考えられませんでした。
でも、なんども動画を見ていくうちに私でもできるのかな？そう思うようになりました。
つみたてNISAやiDecoのことも動画で知りました。
特に、気になったのがiDecoです。
パートの給料が103万円を超えて市民税・県民税が高くなったのに愕然としていたからです。
iDecoを利用すれば、積み立てた分は控除になるので税金が安くなります。
節税ができるのなら、チャレンジしてみようかな。
そう思うようになりました。
ちょっとしたお小遣いも手に入れました
考えに考えて、結局 つみたてNISAとiDeCoを開始することにしました。
四苦八苦しながら申し込みの手続きをしていきました。
ちょうどそのころ、ブログもアメブロからWordPressに変えたころでした。
アフィリエイトでお世話になっている A8.net 
で、SBIネット証券のセルフバックを見つけました。
セルフバックというのは、のページから申し込むだけで報酬がもらえるサービスのことです。
私はちょうどSBI証券の口座を開こうと思っていました。
お目当ての証券口座を開くことができて、お小遣いまでもらえて、こんないい話があるんだろうか。
と思いました。
気になって、毎日のようにログインして調べました。
結果は本当でした。
A8.net にログインしてセルフバックページから申し込んだだけで、数か月後には数千円が振り込まれていました。
私の時には、報酬額がアップしていて、それもまたラッキーでした。
ブログのアフィリエイトのために申し込んだA8.net 。
自分が申し込んでお金がもらえる、そんなサービスもあるんだな、と思いました。
保険の設計書を改めてみてみると
つみたてNISAとiDeCoをはじめて、運用期間で計算をしてみました。
すると、そこそこの金額を用意できそうなことが分かりました。
私を悩ませていた老後資金の問題がほぼ解決できたんだ、とほっとしました。
そんな矢先に思い出したのが、主人に積み立ててもらっていた個人年金保険です。
言われるがままに、契約してしまったけれど。
急に気になりました。
いつも見ているYoutuberさんが、契約してはいけない、と言っているタイプのものです。
しかも、おひとりではなくて、何人もの方が言っていました。
改めて契約の時に見せてもらった設計書なるものを見てみました。
すると、契約から10年経つまでに解約してしまうとマイナスになってしまう、とメモがありました。
これは私が銀行で説明を受けた時に取ったメモです。
10年を超えると解約手数料が少なくなることもあって、積み立てた額の満額が返ってきます。
つまり、それより早く解約するとマイナスになるのです。
解約して戻ってくる金額を調べてみた
保険会社の書類をよく読んでいると、ホームページで積立金額がわかることが書いてありました。
「もしかしたら 解約して戻ってくる金額がわかるかもしれない」
そう思って、保険会社のホームページに突撃しました。
必要事項を入力してマイページを作成すると、契約している保険の内容がわかります。
内容の中には、解約返戻金の項目もありました。
これまで積み立てた金額を計算して、返戻金を引いてみます。
なんと、30万円もマイナスなことが分かりました。
これは、保険会社の手数料が高いからです。
10年経っていないと、解約手数料が高くなるように設定されている保険でした。
「10年経っていない保険は30万ぐらいマイナスになるよ」
初心者にお金のことを教えてくれるYoutuberさんが言っていた通りだ・・・
私は、どうしよう、と思いました。
投資初心者には時間が大切
主人に相談してみました。
「10年目まで待ってみる？」
そう言われて、その時は私もうなずきました。
30万円って大金です。
それを失うぐらいなら、あと5年、待った方がいい。
でも、落ち着いて考えてみると、すぐに解約した方がいいように思いました。
投資には時間が大切です。
5年って、10年の半分です。
投資の世界では初心者は10年、20年と時間をかけてコツコツ積み上げていくのが安全だと言われます。
短期でみると上がったり、下がったり値動きがあっても、長い目でみればリターンを受け取ることが可能だからです。
10年経っても返戻金が元本だということがおかしいです。
定期預金の利息よりも低い利率です。
そもそも、こういった保険商品に手を出してしまったこと自体が間違いだったのです。
30万円は手痛い勉強料でした。
主人に解約することを伝えてみた
「やっぱり解約しよう」
そう思って、主人に伝えることにしました。
でも、なかなか伝えられません。
夜寝る前にお金の話をするのはどうだろう。
朝ごはんを食べる前に聞きたくないかも。
考えてしまって、なかなか言い出せません。
それでもやっと伝えることができました。
主人が会社に行こうと着替えをしている時です。
「やっぱりね、解約しようと思うの。保険。」
と伝えました。
主人から返ってきたのは意外な言葉でした。
「それでね、いいと思うよ。」
私は何が起こったのかと思いました。
頭がはてなマークです。
「この前は、100%になる10年まで待った方がいいといったけど。
会社にDCがあるんだ。」
「DCに払い込んだ分が控除になるから、所得税と社会保険料がその分安くなる」
DCってiDeCoみたいなものかな？と思って聞いてました。
主人が払える金額もiDeCoとほぼ同じです。
「給料の約30%ぐらいがそういったものでとられてるから。」
「30万円のマイナスは何年かしたら埋まると思う」
そうなの？！
主人の会社ではDCの手続きをする時期が決まっているそうで。
それまでに解約の手続きを進めるように言って、主人は会社に行きました。
主人が仕事に行ってから、私はほっとして力が抜けてしまいました。
きっと、主人も気になって、DCのことを調べてくれたんでしょう。
私を責め立てないように、気を使ってくれたのもあると思います。
マイナスになってしまったことは、本当に申し訳なく思います。
ただ、主人がそれを前向きに受け止めてくれて私は救われました。
このことをしっかりと覚えておこうと思います。
気になっていた保険も解約。ゲッターズ飯田さん、当たってるかも。
お金のことを考え直すきっかけは、このあたりのことに端を発しているかも、なんて思います。
お金の話って、気軽にしにくいですね。
押していただけると励みになります。よろしくお願いします（＾＾）☆
