今日は資源ごみの日。
さっき、ダッシュで着ない服を出してきました。
そのうちの半分がハンドメイド服。
作ったものの、着ていないものでした。
ハンドメイドの服って捨てにくい
ハンドメイドの服って処分しにくいです。
それは、愛着があるからだと思います。
布を選んで、型紙を作って。
生地の地直しをして、裁断して、縫って。
服ができ上るまでに、時間や手間がかかる分、
買ったお洋服よりも思い入れが強くなってしまいます。
だから、見切りをつけるのがとっても難しい!
この服、着ないなあ、と思っても
なかなか捨てにくいのです。
とっておくのもアリ
「作るのにとっても時間がかかって思い入れもある服なんだけど、この服、着ないんだよな」
そう思っても、そのお洋服は作品です。
わたしは、無理に捨てずにとっておいても構わないと思います。
自分で作った服を取っておくのもとっても素敵なこと。
その布と出会った時のこと。
これを作ろう、と思った時のときめき。
手づくりするのに、かかった手間、時間。
お洋服を見るたびに思い出す。
たとえ、袖を通すことがなくても、それだけで。
よみがえる、あの時の気持ち。
それだけで、じゅうぶん宝物ですね。
それでも捨てなければならない時
思い入れのある作品、なのは十分理解しているのだけれども。
とっておけない理由がある場合があります。
それは、保管する場所がないときです。
クローゼットの中や押し入れの中はすでにあるものでいっぱい。
ぎゅうぎゅうのクローゼットを見るたびに、重たい気持ちになっているようだったら。
それは、服が多いせいかもしれません。
そんなときには、手間暇かけて作ったハンドメイド服でも、思い切って処分した方がいいかも。
クローゼットに空間が生まれて気持ちもスッキリします。
着なくなった理由を確認する
着ると思って作ったのに、着なかったのには訳があると思うんです。
例えば・・・
・サイズが小さかった、または大きかった
・お洋服の素材が身体に合わなかった
・補修が必要
・色が合わない
・着にくい、着ていて疲れる
などなど・・・
着なかった、という事実を直視するのはつらい作業。
でも、ここでしっかりと確認しておくことが大切。
これをすることで、どういう服を作ればヘビロテになるか、考えると思うし。
作ったのに、着なかった、ということが減るようになると思うんです。
「着たいと思う服」と「作りたい服」というのが実は違うんだということを知ることにもなります。
自分が魅かれる色や素材や形が、必ずしも似合う、使いやすい服と一致してないんですよね。
ここが、悩ましいところです。
あ、これは、ハンドメイドじゃなくても普通に服を買う時も言えることですね。
でも、ハンドメイドの服って、出来上がってからじゃないと試着ができない。
作品が完成するまでは、脳内で着画をイメージするしかないんです。
この脳内イメージを助けてくれるのが、失敗の経験だと思うんですよね。
このカタチはかわいいと思って作ったけど、着にくかったなー、とか。
派手だと思ったけど、色が気に入って作ってみたけど、着ていく勇気がなかったなー、とか。
そんな経験があって、自分の体形や好み、生活スタイルにあった服ができあがっていくと思います。
偉そうに言っちゃったけど、私には全く専門知識がありません。
ものごとを理論的に考えるのも苦手。
失敗ばっかりしているし。
それでも、積み重なった経験って大事だと思うんです。
処分したハンドメイド服
ここで、私が今回整理したハンドメイド服を見ていきたいと思います。
左側:赤いレインコート
オークションで購入した撥水生地を使用。
雑誌で見て作ってみようと思った。
目にも鮮やな明るい赤。
色は好きなのだが、着ていく自信がなかった。
私の生活圏で着たら、絶対に浮く!
処分するには忍びなく、何回か着てからにしようと思ったけれど、着る機会がなさそうだった。
1年ぐらいクローゼットを占領していたので思い切って処分することに。
中央:手編みのVネックセーター
化繊の入ったウォッシュブルな糸で編んだアランセーター。
首元がV字になっているデザインが気に入って編んでみることに。
模様編みがぎっしりで、編んだ時は達成感があった。
しかし、着てみると肩がずり落ちる。
V字デザインと私の力量のなさが原因だと思う。
肩がずり落ちてしまう様子は客観的に見てよいものではない。
また、首回り、肩回りが冷えてしまい、冬の洋服としてどうな?と思わずにはいられなかった。
苦労して編んだものだが、着用に難があるものが場所をとるのは私的に耐えられなかった。
右:花柄のチュニック
手芸店のセールで購入した生地で作ったもの。
テアードワンピースを縫うつもりが生地が足りなくてチュニックになった。
丈が微妙で合わせるパンツに困った。
色も地味で顔が暗く見えてしまう気がする。
年齢も実際よりも上に見えてしまう気さえする。
生地の色合い、柄は好きなのだが、私自身の顔に合わせるには暗すぎたようだ。
タグもつけたし、裏地もつけたけど、着た時の違和感がどうしても気になる。
思い切って処分することにした。
書いていて、心がチクチクと痛いです。
作品制作にかけた時間、あのワクワクした気持ち。
あれはすべて無駄だったの?
そんな気さえしてきます。
でも、きっと。
自分のアイデアをカタチに出来ただけよかったんだと思います。
というか、そう思いたいです。
これからも服を作ります
ハンドメイド服を処分したことを書いてみました。
手間暇かけて作った服たちとお別れするのは簡単ではありません。
それでも、誰かの役に立つかな~と思って書いてみました。
参考程度に読んでくれたらうれしいです。
それでは また☆
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