【暮らしのあれこれ】 ハンドメイド

飽きっぽい私がショールを編み上げるために気を付けたこと ベルンド・ケストラーさん 日本の羽根 ”Japanese Feather Shawl”完成

ショールが編みあがりました。

ベルンド・ケストラーさんのキット 日本の羽根 ”Japanese Feather Shawl” です。
柳屋さんで購入しました。


私はこの画像に出ているショールに一目ぼれをしました。

虹色に移り変わっていく糸を使っているのでしょう。
素敵だな、編んでみたいな。
すぐに思いました。

でも、1メートル以上あるものを私が編めるだろうか。
心配になりました。

私は飽きっぽくて、単調な作業を長時間続けられません。

しかも、透かし模様が入っている編み物は苦手です。

これまでにも、何度か挑戦したことがあります。
でも、模様がうまく出なくて諦めたことがありました。
編み方を間違えてしまうようで、透かしの位置がずれるんですね。

このショールは素敵だけど、編めるだろうか。
私には無謀な挑戦に思えて、なかなか購入に至りませんでした。


でも、気に入っているので、何かあるたびに画面を開いてしまいます。
「やっぱり素敵。」

長らくパソコンで眺めていましたが、ぽちっとしてしました。
楽天ポイントが思いのほか貯まっていたんですね。

さあ、大変です。
憧れの糸と編み図を手に入れたからにはカタチにしなくては。

中断することがないように

とはいうものの、先に編むものや縫うものがあって、すぐには取り掛かれませんでした。
ひとまずは押し入れの引き出しに。

あるとき、長距離ドライブに出かけることになって、思い出しました。
そういえば、あのキットがあったっけ。
ドライブの前に作り目をして模様に慣れておけば、車の中でも編めるかも。

編み図を眺めてみます。
編み目記号でわからないところはあるかしら。

私は減らし目がわからなくなります。
「右上2目一度」「左上2目一度」
どちらがどちらの操作だったかわからなくなります。

そのたびにググって調べてもいいけれど、手間がかかります。
以前に作った編み目記号と編み方のあんちょこを編み物バッグに入れることにしました。
これで、車の中でも編み目記号に悩まなくて済みます。

こんな本を持っておくと便利かもしれないですね。




編む時間を見つける

編み始めたものの、なかなか進みませんでした。
透かし編みに苦手意識があるのも大きいと思います。
編み図の通りに編んでいるけれど、あっているのか不安になりました。

車の中で編んでみるもなかなか進みませんでした。

普段の生活の中で、編む時間をとったらどうだろう。
何かをがっつりする時間はないけれど、ちょっと時間が空いちゃうんだよな、だったら。
飽きっぽい私でも、編めるかも。


そんな時間が生活の中にないか考えました。


夕食前に主人の帰りを待つ間。
夕食の片づけが早く終わってしまって、寝るまで何かしたいとき。
どちらも30分ぐらいです。

このキットの模様は28段の模様が繰り返されています。
ざっくりと2パターンの模様があって、それぞれは9段。
9段の間を5段ずつのメリヤス編みが埋めています。

私は模様編みの途中で止めてしまうと、次に始めた時にどこからはじめればいいのかわからなくなります。
もしくは間違えてしまったり。
メモをするのも面倒です。

約30分の時間の中で、9段の模様編みを編むことを目標にしました。
もしくは5段のメリヤス編みを。
私の手の早さだと9段の模様編みをを30分で編むのは難しいです。
時間は少しオーバーしてもいいことにしました。

自分を褒めたたえる

とはいえ、長い道のりです。
出来上がりは1mを越えるのです。
やっぱり 長丁場。

そこで、私は完成までの長い道のりを忘れることにしました。
今日、編めたことを自分で褒めたたえることにしたんです。

「おー、よく編めた」
「今日も頑張った」

ひとりで、心の中で自分を褒めたたえます。

「編み物をして頑張った自分」に酔いしれるのです。
たった9段だけしか編んでなくても、または5段のメリヤス編みでもそれをします。

毎朝のストレッチの時にも、編み物を頑張っているしな。
今日も編むためにストレッチするぞ、と思ったりします。
たった9段や5段しか編んでなくてもです。

そのほかに、自分の励みになることがあれば、それも取り上げます。
編み地が大きくなってきたら、おおーこんなに編んだんだーとか。


このBOBBEL COTTON(ボッベルコットン) という糸は少しずつ色が変わっていく糸です。
4本の糸が組み合わさった糸で、一本ずつ色が変わっていくことで繊細なグラデ―ションを生み出しています。
それが、2本目まで黄色の糸になってきたけど、もう少し編んだら3本目も黄色くなるかな。
楽しみだな、というように。
小さなことを励みにしていました。

一番大切にしていたこと

なんだか、ここまで書いてきて、頑張ったとか励みとかいう単語ばかり出てきて。
編み物って頑張ってするものっていう誤解が生まれそうですが、そういうことではありません。

単に、私って頑張ってるな~と思うと、私の場合モチベーションが上がる、という話です。

そもそも、編んでいるのって楽しいです。
サクサクと手を動かしていくと、ステキな模様ができ上る。
もう、ステキな時間なのです。

今まで書いてきましたが、私が一番大切にしたことはこのことです。
つまり、楽しんで編むこと。
飽きるまでやらない、頑張らない、
ということでした。

頑張ってしまうと、嫌になってしまいます。
私が一番恐れている「飽きてやりたくなくなってしまう」状態になってしまう。

一日で9段の模様編みや5段のメリヤス編みを目標にしていました、と書いてきましたが。
疲れてしまったり、時間が作れなかった時は編みませんでした。
そうそう、気分が乗らない時にも。

編みたい、という気持ちがある時に編み針を手に取ることを大事にしていました。

だから、忙しい時や気分が乗らない時は1週間、2週間。
さもすれば1か月。
針を持たないこともありました。

それでも、よいことにしました。
編み物はいつでも待っていてくれる。
時間ができたら編みたいな~とは思っていました。
あと少し編んだら、たぶん3本目の糸の色が変わるんだろうな。
楽しみだな~、そんなことを考えていました。
編めない時にも。

編めない時に自分を責めてしまったら苦しくなってしまいます。
せっかく編み物をして楽しい時間を過ごしていたはずなのに。
編み物の時間は楽しい時間。
編んでいない時にも、あの時間を思い出して「また編みたいな~」と思う。
今日が忙しくて編む時間をとれない時も、「時間が取れたら編み物しよう」。
そんなふうに思えるように、編み物といい関係を作っていけるようにしていました。

ショールっていいかも

そんなふうにして、ショールを編んでいきました。
編み終えた時には「私 編めたんだー」と自分でもびっくりでした。

あと少しで完成
ジョイントマットはダイソーで購入しました

編めるときに少しずつだったので、頑張った気がしなかったんです。
流れるような模様編みが現れたのがうれしかったです。
透かし編みが苦手だと思っていたのに、編めた。
初心者でも楽しんで編めるように考えられたキットなのもあると思います。

ずっと まっすぐ編み続けるというのもよかったのかもしれません。
あんなに透かし編みが苦手だったのに、後半になってくると透かし模様が楽しみになっていました。
セーターなどの立体の作品だと、減らし目や増やし目に気を配らなくてはなりません。
真っすぐだったことで、模様編みに集中できたのもよかったんだと思います。

最近、年齢のせいもあって集中力の低下が激しいです。
飽きっぽさが増している気がします。
それでも、楽しく編み続けられる工夫をすれば、何とかなるものなんだな、ということが実感できました。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
私のことで、他の方の参考になるかわかりません。
ただ、誰かの役に立つかも、と思って書いてみました。
「へー、そんな人もいるんだな」ぐらいの気持ちで読んでいただけるとうれしいです。

きれいな羽の模様!
色がきれいなので使うのも楽しいです

それでは また☆

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