「今年の冬は寒いみたいですよ」
10月に行った美容院で、聞きました。
寒いってどのくらいなんだろう。
チーバ君の国でも雪、降るのかな。
電気やガス代も上がっているし。
これは対策した方がよいかもしれない、と思いました。
ユニクロのウルトラライトダウンを買おう
寒さ対策として、まず思い浮かんだのがユニクロです。
ユニクロのウルトラライトダウン。
軽くて暖かい。
去年の冬に主人が購入したので着させてもらいました。
薄くて軽いから、コートのインナーとしても着られます。
カーディガンの代わりに職場で着ている人もいました。
ベストタイプを着ている人も。
「今年は寒いらしいし、私も購入しよう」
ユニクロに行って試着してみました。
本当に軽いです。
こころの中で自分に問う
これだったら、ロングタイプでも家事の邪魔にならないんだろうな。
店舗に置いてあったのはジャケットタイプでした。
ネットで注文すれば、ロングタイプも最寄店で受け取れるそうです。
「ロングタイプは9千円弱か」
暖かくて、軽いし。
家事の邪魔にならなそうだし。
ダウンジャケットでこのお値段は適正価格です。
というより、安すぎるぐらい。
そこまで考えて、何かが引っ掛かりました。
改めて、自分の胸に聞いてみます。
Q:私はどんな時にライトダウンを着たいと思ってる?
A:家で家事をする時!
返ってきた答えに、びっくり。
私はユニクロのライトダウンを家事をするために着たいと思っていたのです。
家事をするため、というのは部屋で着るためのモノ。
つまり、部屋着として購入したいと考えていたのでした。
いくら今年の冬の寒さが厳しくなりそうとはいえ、部屋着で9千円。
そう考えたら、盛り上がっていた気持ちが急に冷めていきました。
ユニクロじゃもったいない?!
部屋着となると、家事をするための作業着ですから、水仕事などもこなします。
もちろんエプロンは着用するし、腕まくりはするでしょう。
それでも、水滴はジャケットにつくでしょうし、汚れることは避けられません。
腕まくりをせずに洗い物をはじめてしまい、濡れた手で腕まくりをしてジャケットを汚すこともありそうです。
私は行動が大ざっぱで、服を汚したり、傷つけてしまうことはしょっちゅうなのです。
そんな自分の日常の行動を振り返ってみると、ユニクロのマイクロダウンを部屋着に買うことが、私にはもったいないことのように思えてきました。
もちろん、それがOKの方もいると思うのです。
部屋着9千円でも、安いと感じる方もいるでしょうし。
着心地の良いものを着た方が、節約の励みになると考えるとそれももっともなことだと思います。
でも、私には、ユニクロのマイクロダウンは部屋着としては高級すぎる。
たぶん、けっこう汚しちゃうだろうし。
汚れてしまったダウンを見て気分が下がる自分が想像できました。
だったら、自分でつくっちゃう?
だったら、オークションで布でも買って作っちゃえば?
そんな考えが頭に浮かびました。
オークションでポリエステルのキルトが安く売られているのを見たことがありました。
ずいぶん前だけど購入したこともあります。
確か、お値段もそんなにしなかったはず。
2千円もしなかったんじゃないかな。
自分でつくれば、安い材料で作れるし。
なにより、作るのが楽しい!
オークションで購入して、自分でキルティングコートを作ってみよう、そう思うとワクワクしてきました。
綿入り両面キルト
そこまで考えて、やっとわかりました。
部屋着として軽い防寒着が欲しいのだったら、オークションで布を買って自分で作ればいいんだ。
家に帰ってきて、さっそくオークションをチェックしました。
キルト、で調べてみます。
お目当てはポリエステルなどの布の中に綿が入っているものです。
今回は両面のものを探すことにします。
白やベージュ、おしゃれな色のものは入札が多くてどんどん値段が上がっていました。
でも、黒のものは入札が入っていません。
お値段もお手頃でした。
無事に落札して、家に届きました。
段ボールや紙袋に入っておらず、ビニールに包まれているだけです。
それでも、しっかりとしていて梱包としては十分でした。
袋から出してみて、中身を確認してみます。
落札したキルト布は違う布にきっちりとたたんで入っていました。
型紙を探す
グーグル先生に手伝ってもらって、キルトジャケットの型紙が載っている本を探します。
キルトジャケットは何年か前にハンドメイドするのが流行ったことがありました。
きっと、情報が見つけられるはず。
型紙が載っている本がわかりました。
アマゾンで見てもレビューが良さそうなので、図書館借りてみました。
楽天でご覧になりたい方はこちら↓
バイアステープをつくる
布も型紙も準備できたので、さっそく作り始めます。
まずはバイアステープから作り始めました。
本当は 買った方が時間の節約になると思います。
でも、バイアステープ、作ってみたかったんですよね。
1mの布地でどのくらいバイアステープが作れるか試してみたかったのでした。
ちょうど、私が住んでいる県では、バーコード決済で10%還元されるキャンペーンがあって。
お安い布がさらにお得に買えました。
購入品の一部↓
バイアステープはたくさん、たくさんできました。
ここから コートを作っていきます。
キルティングコートをつくる
本を見ながらコートを作っていきます。
画像を見ながら振り返っていきましょう。
これはポケットの柄合わせをしているんでしょうか。
柄合わせをしてもずれてしまうことが多いんですが、どうにか合わせようと努力しているところですね。
前立てからぐるっと、バイアステープで処理をしているところです。
ここで注目していただきたいのがバイアステープの量です。
ぐるぐる巻きがずいぶん大きいのがお分かりだと思います。
1mも使うと結構な量ができるんですね。
キルティングコート、完成です
そんなこんなで作業を進めていき、キルティングコートが完成しました。
着ているところを撮ってもらいました。
違う日に撮ったので光の感じが違います。
後姿はこんな感じです。
着てみた感想としては・・・
・ 軽くて暖かい。
・腕の長さが長めなので折って着ている。
・薄めのカットソーの上からこのコートを着てエプロン着る、が家の中での定番に。
・ひざ丈なので、お尻まで温かいです。
こんな感じでしょうか。
キルティング自体はとっても薄いものです。
でも、キルティングコートを着ることで、温かい空気の層ができて逃げないので暖かいのかな、と思いました。
ちょっと困った点としては、フロントのスナップボタンがとれてしまったことです。
たぶん、私がぽっちゃりなのがいけないんだと思います。
かがんだ時などに負荷がかかっていた、上から3段目がとれてしまいました。
ストレッチの時にも着ていたのがいけなかったかな。
キルティングコートですが、とっても軽いものなのでコートを着ている感じはありません。
部屋の中の防寒着としてはとってもいいものができました。
おまけ:余り布で
自分の作りたいものは作ったのですが、布が余りました。
さて、どうしましょう。
家の本棚にあった「シンプルだけど、どこにもない服」にもキルティングコートが載っていました。
ちょうど布も余っているし。
お遊び気分で作ってみることにしました。
バイアステープで処理するタイプです。
余っていたバイアステープを大量に使うことができて大満足でした。
最初のキルティングコートの時には、バイアステープが大量に余ってしまったけど。
これをつくることで、ちょうどよく使うことができました。
じぶんでも、どうしてこんなにたくさんのバイアステープを作りたいんだろう、と不思議だったけど。
終わってみれば、すべてうまくいきました。
計算されていたみたいです。
このコートはショート丈で軽く着こなせます。
衿がないので、スヌードやショールと組み合わせてもスッキリと着ることができます。
ただ、ボタンが一つしかないので、お腹のあたりがスース―するかな。
風が入るのです。
また、袖の部分もバイアステープで処理しているところがゴワゴワして袖が通しにくいのです。
私の腕の太さや、処理がうまくできていないところもあると思います。
でも、作ってみることができてよかったです。
袖の部分が末広がりに広がっているデザインで面白いです。
安く仕入れた布だと、ちょっと変わったデザインにも挑戦しやすい。
失敗しても、痛くないからね。
どんな本か見てみたい方の為にリンクを貼っておきます。
↓楽天ブックスへのリンクです。
今回は、ちょっとした好奇心で、市販品を買わないで、オークションで購入した布でコートを作ってみました。
余った布で、もう一着コートも作れちゃったし。
たいへんお得で面白かったです。
オークションにはお得な布がたくさんあって、好奇心がくすぐられます。
直接見ることができないし、触ることもできないから、とっても冒険なんだけど。
これ以外にも、お得に買った布があるので、ひとつずつ形にしていこうと思います。
また、完成したら書いてみます。
それでは また☆
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