【暮らしのあれこれ】

死ぬときに後悔しないお金の使い方

お金

未来が心配です。
とりあえず、お金を貯めておこう、と思って生きてきました。

何が起こるかわからない

生きていれば、いつ、どんな災いが降りかかるかわかりません。

けがや病気で働けなくなるかもしれないし。
日本は災害大国。
地震や水害が平穏な毎日を一瞬にして壊すこともあります。

人生折り返し地点を越えてくると違う心配も出てきます。
先輩たちの話を聞いていると、親の介護にかなりの負担がかかっています。
時間や体力だけでなく、お金も相当かかりそうです。

とりあえず

降りかかるかもしれない出来事を考えた時、
「とりあえず、お金を貯めておこう」
と思いました。

お金があれば、どうにかなるだろう。
きっと何が起こっても対処できるはず。

DIE WITH ZERO

とりあえずお金を貯めることにした私はある本を知りました。
その名は「DIE WITH ZERO」。
ゼロで死ね、です。


未来の不安に対処するために、稼いだお金を貯金してしまう。
お金を貯めることに注力しすぎて、稼ぐことだけに時間を使ってしまうこと。
そうではなくて、今しかできない事、やりたいことに時間やお金を使っていく。
そうすれば幸せを先送りせず、より豊かな人生が送れるのだ。
著者はそんなお金の使い方を提案しています。

もちろん、働けなくなった時の生活費や老後の生活費は最低限は貯金として持っておく必要があります。
無一文になること、裸一貫になることを推奨する本ではありません。

ただ、人生の最終ターンではできることも限られてきます。
お金にはゆとりはあっても、体力や健康、地位や外分を考えるとできないことも増えてきます。
若いころだからできる経験もあるのです。
未来の不安のためにお金を貯める人が多すぎる。
それを、いま使うことによって得られる豊かさを考えてみてほしい、という本なのです。

45歳のパーティー

この本を読んでみようと思った直接のきっかけは著者が開いたパーティーでした。

私の人生最大かつ最高のパーティーは、5年前に催したものだ。
私は45歳の誕生日をできる限り記憶に残るものにするために壮大な計画を立てた。
家族、そして人生の各ステージで共に過ごした大切な友人たちを、私が地球でもっとも好きな場所、美しいカリブ海に浮かぶセント・バーツ島に招くことにしたのだ。

「DIE WITH ZERO」より

著者は出席者の宿泊費だけでなく、往復の交通費も負担しました。
「いつまでも記憶に残る経験に投資すること、誰でも年齢とともに体力が衰えるという事実を忘れないようにすること、子どもには死ぬ前に財産をあたえること、現在の楽しみと将来の備えのバランスを取ること」を原則としている著者。
けれども、その費用は著者が自問自答を繰り返さずにはいられない額ほどの大金だったそうです。

それでも、著者はパーティーを実行しました。
そして、50歳を迎えた現在、あのパーティーを開いたことはよかったと振りかえっています。

実際、50歳になったときには父親は他界していたし、残念ながら母の健康状態も大幅に悪化していた。
兄と2人の姉妹は健在だったが、友人の何人かは天国に旅立ってしまった。
だから、5年前にパーティーを開いたのは良い決断だったと思う。

「DIE WITH ZERO」より

ゼロの覚悟はないけれど

私の家庭は著者ほど裕福ではありません。
老後の資金もこれから貯めるところ。
だから、本の中で語られる世界と、私のまいにちはずいぶんとかけ離れているな、というのが最初の感想でした。

もちろん、ゼロで死ぬわけにはいきません。
死ぬ前にゼロになるのは最も避けたい事態です。

それでも、この本を読んで思ったことがありました。
それは、今できることにもお金を使っていこう、ということです。

現在、40代後半の私はきっと、一番動けるときだと思うのです。
旅行に行って歩き回ることもできます。
好きなことに集中できる体力もまだあります。

楽しいこと、やりたいと思っていたことを実現するためにお金や時間を使いたい。
不安のためにお金を貯めるだけの行動に選択肢が増えました。

「お金って使い方が難しいのよ。」
どこかで言われた言葉が思い出しました。

それでは また☆

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